乳歯は永久歯よりも弱いのです
子どもの乳歯は永久歯よりも弱く、むし歯になりやすいということをご存知でしょうか? 乳歯は表面を覆っているエナメル質が永久歯の半分ほどしかなく、その下の象牙質も薄いのです。また、歯質も柔らかいので、むし歯菌による酸で溶けやすいという弱点があります。
お子様の大切な歯をむし歯から守るには、歯科医院での予防対策をおすすめします。定期検診を受け、むし歯になりにくくするための処置を事前に受けることで、永久歯に生えかわっても健康を保つことができます。
むし歯を作らせないコツ
むし歯を作らせないためには3つのコツがあります。以下のポイントをおぼえて、お子様の歯の健康を守りましょう。
コツ その1 歯質を強化してあげる |
乳歯は歯質が弱く、むし歯になりやすいです。当院では、歯に「フッ素」を塗布し、歯質を強くする処置を行っています。毎日のケアでフッ素入りの歯磨き粉や、フッ素入りの洗口剤を利用するのも効果的です。 |
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コツ その2 ダラダラ食べをやめさせる |
おやつなどをいつまでもダラダラと食べ続けていると、お口の中が常に食べカスで汚れた状態になってしまいます。これがむし歯の原因になります。食事やおやつは時間を決めて与えるようにしましょう。 |
コツ その3 仕上げ磨きをしっかりする |
お子様自身のブラッシングだけでは不十分です。保護者の方が最後にきちんと仕上げ磨きをしてあげましょう。当院では、お子様が8歳くらいになるまでは仕上げ磨きをおすすめしています。 |
仕上げ磨きのポイント
歯磨きの際の保護者による仕上げ磨きはとても重要です。仕上げ磨きのポイントもご紹介します。
- お子様を膝の上に寝かせ、頭の上のほうから磨きましょう。
- 毛先の短い、小さめの歯ブラシを選び、歯の面に直角に当てて磨きましょう。このとき軽い力で小刻みに動かすとよいです。
- うがいができるようになったら、むし歯予防のためにもグリーンピース1粒大の歯磨き粉を付けて磨きましょう。
- 歯磨き粉の味で唾液が出るのを遅らせるために、上の歯から磨くとよいでしょう。
日頃からお子様の口元を触る習慣をつけておくと、口を触られることに慣れ、保護者の方による仕上げ磨きを嫌がりにくくなります。
当院の小児歯科の取り組み
予防の徹底
当院の小児歯科は、むし歯を治療するのではなく、予防をする場所と考えています。お子様一人ひとりに合った歯磨きや仕上げ磨きの方法もお教えします。歯質を強化する「フッ素塗布」、汚れが溜まりやすい歯の深い溝をフッ素のプラスチックで埋める「シーラント」などの予防処置にも対応。親子間感染のリスク指導なども行い、徹底して予防につとめます。
小児歯科に特化した医師が治療を担当
当院は院長をはじめ、小児担当の医師が複数在籍しています。むし歯予防・治療もちろんのこと、永久歯が生えそろっていないお子様の「予防矯正」、生えそろったお子様の「成人矯正」など、矯正治療も専門医が担当するのでご安心ください。
キッズスペース完備
キッズスペースには、絵本やDVD、おもちゃなどをご用意していますので、順番待ちの間も退屈せずにお待ちいただけます。
保育士が在籍
当院には、保育士資格を持つスタッフが在籍しています。初めてのご来院でも保育士と一緒に遊んでいるうちに緊張がほぐれ、だんだんと怖がらなくなってくれます。いつでもお子様に優しく接しますので、治療の予定がない日でも、ぜひお気軽に遊びにおいでください。
治療後のご褒美でガチャガチャをプレゼント
がんばって治療を受けてくださったお子様には、カプセルおもちゃのガチャガチャのご褒美があります。「がんばったからご褒美が……」と前向きな気持ちになっていただき、歯科医院に定期的に通う習慣づけをすることによって、病気の予防につとめます。
お口を守る処置方法
歯磨き指導
むし歯予防の鉄則は、毎日の正しい歯磨きです。お子様一人ひとりのお口の状態にあった、歯の磨き方をご指導します。保護者の方には仕上げ磨きの方法もアドバイスいたします。
フッ素塗布
歯の質を強くする「フッ素」を歯の表面に塗布します。乳歯は、永久歯に比べて柔らかく弱いので、フッ素塗布はむし歯予防にとても有効です。
シーラント
奥歯は食べ物のカスが溜まりやすいところです。シーラントは歯の溝にプラスチックを埋めて食べカスが溜まりにくいようにして、むし歯を予防する方法です。痛みもなく、簡単な処置です。
お子様の歯並びは矯正できます
乳歯の頃に矯正治療を行うのは、将来生えてくる永久歯のため。永久歯がきちんと並ぶスペースを作ることが最大の目的です。乳歯だからと言って早すぎることはなく、一般的には6~7歳から中学生くらいまでに矯正治療を受けるのが効果的だと言われています。もっともあごの発達が活発なときに矯正することで、効率よく歯並びを整えることができるからです。
ただし、矯正に適した時期には個人差があるので、きちんと専門医のカウンセリングを受けることをおすすめします。できるだけ理想的なかたちで永久歯を生えそろえさせるためにも、歯並びが気になりだしたときに相談するのがよいでしょう。
こんなクセがあるお子様には、小児矯正が必要かもしれません
- 指のおしゃぶりをする
- 頬杖をつく
- 口呼吸をする
- 食べ物をよく噛まない
- 舌で前歯を押し出す
- 爪やタオルを噛む
本人も無意識のうちにやっているクセが、歯やあごの成長に悪影響を与え、歯並びを乱してしまう原因になることがあります。保護者の方なら上記のようなクセに気づいてあげられます。見つけたら早めにやめさせ、当院に一度ご相談ください。
当院では矯正の専門医が治療を行います
当院の小児矯正は矯正専門医が行います。十分なカウンセリングをもとに治療計画を立て、大人になったときを見据え、お子様一人ひとりに最適なタイミングで処置を行います。
矯正処置方法
歯の状態や年齢に合わせ、永久歯が生えそろっていないお子様には「予防矯正」、生えそろっているお子様には「成人矯正」を行います。
インビザライン
インビザラインとは、透明なマウスピースのような矯正装置を使って歯並びを整える矯正法です。ワイヤーを使わないので、付けているのがほとんどわかりません。お子様にもインビザラインの治療は可能です。歯並びの状態を診断したうえで、お一人おひとりに合わせたマウスピースを作成します。
床矯正
寝ている間などに一定時間、あごに入れ歯のような装置を取り付ける矯正法です。乳歯から永久歯に生えかわる前のお子様が使用します。
ムーシールド
反対咬合(受け口)のお子様に用いる矯正法です。寝ている間に装置をつけて矯正します。
矯正治療の料金表
※患者様の症状により多少変動する場合もあります。
メニュー名 | 料金(税込) |
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インビザライン矯正 | 935,000円 |
一般矯正 | 825,000円 |
子どもの矯正 | 352,000円 |
ムーシールド | 66,000円 |